XEngine の移行

XEngine の移行では、標準サブセットの既存のModulesとそれに接続されたテストケースをバージョン2024.2に更新します。

移行によって、2024.2の標準サブセットに追加された新しいModulesが自動的にインポートされるわけではないことにご注意ください。新しいModulesを取得するには、 2024.2の標準サブセットをインポートする必要があります。

重要な考慮事項

Toscaバージョンでモジュールが変更されていても、移行が不要な場合があります。標準サブセット内のModuleのすべての変更に XEngine の移行が必要になるわけではありません。

バージョンテーブルをチェックして、移行が必要な変更のあるToscaのバージョンを確認してください。

ただし、バージョンに以下のような変更が加えられてもXEngine の移行が必要ない場合があります。

2024.2には、以前のバージョンのすべての変更が含まれていることに注意してください。そのため、2024.2とアップグレード元のバージョンの間のバージョンも考慮する必要があります。

Tosca 14.2からアップグレードするとします。2024.2には XEngine の移行が必要な変更はありませんが、14.3にはあります。これらの変更は2024.2にも含まれています。結果的に、「 1:1ファイル比較」Moduleをテストで広範に使用する場合は、移行する必要があります。

移行プロセス

手動で移行することも可能ですが、 Tosca Administration Console を使用する場合は、コンソール内で直接移行することもできます。

ユースケースを選んでください。

Toscaのバージョンリスト

以下の表は、 Tosca Commander のバージョンと、 XEngine の移行が必要となる変更点の一覧です。

Toscaバージョン

XEngine の移行が必要となる変更点

2024.2

なし

2024.1

  • Excelの「 Excelのワークブックを閉じる」Module:ModuleAttribute「保存」を「操作」に変更しました。新しい値は、「保存」、「保存して閉じる」、「閉じる」です。

2023.2

なし

2023.1

なし

16.0 LTS

なし

15.2 LTS

なし

15.1 STS

なし

15.0 LTS

なし

14.3 STS

  • Excelの「 1:1ファイル比較」Module:ModuleAttribute「シートを含む」の値を「文字列」に変更しました。

14.2 LTS

なし

14.0

なし

13.4

なし

13.3

13.2

13.1

  • メールを受信 - シンプル」Module:新しいModuleAttribute「検査するメールの数」を追加しました。

  • メールを受信 - エキスパート」Module:新しいModuleAttribute「検査するメールの数」を追加しました。

  • ModuleAttribute「 TDSタイプ」を持つすべての「 TestData 」Modules: ValueRange<CATEGORY> から <TYPE> に変更しました。

  • TestData - エキスパート」Module:ModuleAttribute「テストデータタスク」のValueRangeを更新しました: Create;ReadOnly;Find;Update;DeleteRecord;DeleteType;DeleteAll;ConsumeRecord;UnconsumeRecord;ConsumeType;UnconsumeType