データセット定義を 指定する
                                                    
データセット定義には、対応するレポート定義にリンクされたオブジェクトに関する情報が表示され、そこからレポートの内容が取得されます。
データセット定義には、さらに別のデータセット定義を含めることができます。親 データセット定義から、同じレベルに複数の子データセット定義を作成できます。また、データセット定義内に複数の分岐レベルを作成して、階層構造を作成することもできます。
                                                        
                                                    
データセット定義のツリー構造
新しいデータセット定義 を作成する
新しいデータセット定義を作成するには、以下の手順に従ってください。
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さらなるデータセット定義を含めたいデータセット定義を右クリックします。
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ミニツールバーから「
 Create Dataset Definition 」を選択します。 
                                                                 
                                                             | 
                                                            
                                                                 レポート定義内のすべてのデータセット定義には、一意の名前が必要です。これを満たしていない場合、レポート定義アイコンに黄色のエクスクラメーションマーク   | 
                                                        
TQL クエリ
特定のオブジェクトのレポートを生成するには、「 Reporting 」セクション内のデータセット定義でそのオブジェクトがワークスペースツリーのどこにあるかを指定する必要があります。これには、 TQL(Tosca Query Language)を使用して行います。TQLはTosca Commander内のあらゆるオブジェクトを検索することができます。TQLの文法の詳細については、 see chapter "TQLの文法とEBNF表記法" 。
                                                                 
                                                             | 
                                                            
                                                                 レポートに含めるデータを正しく指定するには、TQLを使用する必要があります。  | 
                                                        
「 TQL Query 」カラムは、カラム選択ツールを使用してデータセット定義に追加できます。
                                                        
                                                    
TQL Queryカラム
レポートのデータセットを定義するには、該当する TQL検索文字列を「 TQL Query 」フィールドに入力する必要があります。これを行うには、以下の手順に従ってください。
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Ctrl + F を入力して検索ウィンドウを開き、「 TQL Search 」タブに切り替えます。
 
あるいは、オブジェクトを右クリックしてミニツールバーから 
 を選択します。
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TQL演算子および関数を使用して適切な文字列を検索します。
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完全なTQL検索文字列を「 TQL Query 」カラムに入力します。
 
あるいは、「TQL Query」カラムを使用する代わりに、「 Link 」、「 ObjectType 」、「 Constraint 」カラムを使用してTQL検索を指定することもできます。
                                                            
                                                        
「 Link 」、「 Object Type 」、および「 Constraint 」 カラムを使用したTQL検索
                                                        
に関するサポートが必要でしょうか?Tosca Copilotがサポートいたします。詳細については、
データセットの階層表示
レポートを作成する際、各データセット定義のTQL検索文字列は、そのルート要素を参照します。最上位のデータセット定義に対して行われるTQL検索クエリは、レポートが生成されるすべてのオブジェクトに適用されます。
たとえば、テストステップを含むテストケースのようなものを表示したい場合、テストケース内の各オブジェクト、つまりテストケースとテストステップそれぞれに対して 
                                                        
                                                    
テストケースフォルダ内のデータセット定義の 階層表示
                                                                 
                                                             | 
                                                            
                                                                 すべてのデータセット定義には一意の名前を付けてください。データセット定義に一意の名前がない場合、レポート定義アイコンには黄色いエクスクラメーションマークが表示されます。  | 
                                                        
再帰的なデータセット定義
構造化オブジェクトをより簡単に表示するために、再帰的なデータセット定義を作成できます。これは、テストケース、要件、実行リストなどの、任意の数のネストされたオブジェクトを持つことが可能なリンクされたオブジェクトに便利です。再帰的なデータセット定義を作成すると、データセット定義の構造を何度も指定する必要がなくなります。
再帰を定義する
データセット定義をそれ自身、または他のデータセット定義にドラッグ&ドロップすることで再帰を定義できます。これを行うには、以下の手順に従ってください。
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再帰構造を持たせたいデータセット定義を選択します。
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そのデータセット定義を、再帰的に使用したい構造を持つデータセット定義の上にドラッグします。
 
                                                    
                                                
「Define Recursion 」ポップアップメニュー
- ポップアップメニューで「 Define Recursion 」オプションを選択します。データセット定義のアイコンが、再帰元 
 および再帰先 
 を示すように変わります。 
                                                                     
                                                                 | 
                                                                
                                                                     この例では、選択したテストケースまたはテストケースフォルダから初めて、すべてのテストケースおよび含まれる以下のオブジェクトを含むレポートを作成します。 
 テストステップフォルダには、テストステップや、さらなるテストステップフォルダが含まれることがあるため、この場合は再帰を使用します。再帰構造を使用することで、個々のステップに対してデータセット定義を作成する必要がなくなります。 レポートを作成するには、以下の手順に従ってください。 
 すべてのテストケースオブジェクトが1つのテストステップフォルダに存在する可能性があるため、個々のオブジェクトごとにデータセット定義を作成すると、階層構造が非常に複雑になる場合があります。構造を簡素化するために、再帰的なデータセットを作成してください。 
 上記の例では、「TestCaseItem」データセット定義の再帰的な構造が、さらなるテストステップフォルダに対して繰り返され、ループのような構造が作られます。 上記で定義した再帰は、「 TestCaseItem 」から始まり、テストステップをフィルタリングします。これらの値にはテストステップ値を含めることができ、テストステップ値にはさらにテストステップサブ値を含めることができます。次のTestStepFolderには、ネストされたテストステップ値やテストステップサブ値と同様に、任意のテストステップを選択するTestCaseItemが含まれます。 データセット定義の再帰構造により、すべてのテストステップフォルダ、テストステップ、テストステップ値、テストステップサブ値をレポートに含めることができます。 レポートを出力するには、はじめにデザイナー定義を作成する必要があります。デザイナー定義が未定義の状態では、レポート定義アイコンに黄色のエクスクラメーションマークが表示されます。 
                                                                             デフォルトのデザイナー定義  | 
                                                            
再帰を削除する
再帰的なデータセット定義を右クリックし、コンテキストメニューから「 Clear Recursion 」を選択すると、再帰を削除できます。
                                                            
                                                        
再帰を削除する
データセット定義 をソートする
ワークスペースの「 Details 」タブの「 Sort by 」カラムを使用すると、データセット定義を並べ替えることができます。「 Sort by 」カラムが表示されていない場合は、カラム選択ツールで追加してください。
                                                                
                                                            
テストケースを「Name」でソートする
OmitInSequence
特定のデータセット定義をレポートから除外したい場合は、「 OmitInSequence 」プロパティを「 True 」に設定します。
                                                                    
                                                                
「OmitInSequence 」プロパティ