要件 を作成および管理する
どのようなビジネスプロジェクトにも、他のプロジェクトより高リスクの要素があります。たとえば、あなたが保険会社に勤務していて、新しいオンライン保険見積りツールの導入を計画しているとしましょう。あなたのデータによれば、ユーザーの60%が取得している見積りは乗用車の保険でです。残り(40%)のユーザーの見積は、オートバイ、トラック、キャンピングカーなどです。
要するに、乗用車の見積りプロセスにもっとも高いリスクがあるということです。首尾よくいかなければ、あなたのビジネスに多大な影響が出るでしょう。最重点を置き、慎重に遂行する必要があります。オートバイ、トラック、キャンピングカーの見積りプロセスは、乗用車の保険があまり成果を上げなかった時にビジネスへの影響を補填できるよう、配慮する必要があります。
テストの観点からは次のことが必要です。
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ビジネスケースとリスクを反映させたテスト構造の設計が不可欠
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テスト状態において、リスクの範囲を常に表示する
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重点の大きいTestCasesを認識し、必要に応じてテスト作業の優先順位を付けることができる
Tricentis Tosca は上記すべてを実現できます。ビジネスケースを評価し終えたら、 Tosca Commander の Requirements セクションで次のアクションを実行できます。
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Requirements および RequirementSets を作成し、テスト中のシステムのビジネスケースを明確に構造化する
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これらのRequirementsをテストケースまたはお客様の ExecutionEntries にリンクさせる
要件のセクションには、 Requirements Management AddIn が必要となり、これは、標準の Tricentis Tosca インストールの一部となります。デフォルトでは、 RequirementsManagementUIAddIn というオプションが有効になっています。これは Project->Options の順で進むと無効にできます。無効にすると、Requirementsセクションで作成したオブジェクトを表示できますが、変更を加えることは一切できません。
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Tricentis Tosca Requirements Management の使用には有効なライセンスが必要です。ライセンス取得についてはTricentis販売担当窓口にお問い合わせください。 |
Requirementsセクションのオブジェクト
次の表は、Requirementsセクションで使用可能なオブジェクトと適用キーボードショートカットの一覧です。
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アイコン |
説明 |
ショートカット |
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Ctrl + N 、 Ctrl + F |
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Ctrl + N 、 Ctrl + R |
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Ctrl + N 、 Ctrl + R |
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Ctrl + N 、 Ctrl + L |
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Ctrl + N 、 Ctrl + C |
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Ctrl + T |
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要件と要件セットの古い値 |
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トレンドチャートを表示する
Requirementsセクションに、RequirementSetレベルでトレンドチャートを表示できます。トレンドチャートを使用すると、テスト結果の概要が一目でわかります。トレンドチャートを有効にして操作する方法の詳細については、こちらをご覧ください: see chapter "実行結果 からトレンドチャートを作成する"