OSV のカスタマイズの作成

カスタマイズにより、 ToscaOSV で、標準ではサポートされていない機能を拡張することができます。

たとえば、FTPサーバーを使い、それをテストに含めると仮定します。デフォルトでは、 OSV はFTPというサービスポートの種類を提供していません。ただし、このプロトコル用に OSV で新しいサービスポートタイプを作成するカスタム FTPコネクタを作成することは可能です。このようなカスタマイズにより、FTPサーバーを仮想化し、実際のFTPサーバーに接続してメッセージを転送することができます。

カスタマイズできる機能

以下のユーザー固有の拡張機能を使用して、 OSV の機能をカスタマイズできます:

機能

説明

OSV での例

コネクタ(サービスポート)

コネクタはサービスポートの種類として機能します。

HTTP、ActiveMQ、FTP

トランスフォーマー

トランスフォーマーによって、メッセージのフォーマットを定義できます。

XML、JSON

動的な値

動的な値を使用すると、テストアクティビティ中にモジュールAttributesを操作することができます。

{DATE}, {MATH[]}

カスタマイズによるOSV アーキテクチャ

カスタマイズを有効にする方法

OSV のカスタマイズは .dllファイルです。

カスタマイズを OSV の拡張機能として有効にするには、これらのファイルを <Tosca OSV program files>\Extensions\ ディレクトリに保存し、すべての OSV コンポーネントを再起動します。

カスタマイズの作成方法や実装例に関する詳細情報については、ディレクトリ <Tosca OSV program files>\Examples をご覧ください。