例: ExecutionListでAPI環境を使用する
次の例ではAPI環境で ExecutionList を実行します。つまりAPI環境において、ExecutionListの、すべての APITestCases のさまざまなサービスエンドポイントを、同じエンドポイントに変更します。これにより、ExecutionListを複数のAPI環境で簡単に実行し、異なるサービスエンドポイントでテストすることができます。
この例には以下が含まれます。
この例の API環境は Local Environment(ローカル環境)という名前で、サービスエンドポイントは http://localhost:50000/host です。
API Connection Manager内の API 環境 Local Environment(ローカル環境)
Tosca Commander は、API環境を Configurations フォルダーに保存し、サービスエンドポイントのテストコンフィギュレーションパラメータ Endpoint を作成します。
Configurations フォルダのAPI環境、 Local Environment(ローカル環境)
この例では TestCase1- Calculator 、 TestCase2- Coffee 、 TestCase3- Petstore の 3 つの API TestCase を使用します。
Tosca Commander のAPIテストケース
テストケースごとに、ユニークなエンドポイントを持つ異なる API接続を使用します。
-
TestCase1- Calculatorは、エンドポイント、 https://tosca-webservice.azurewebsites.net で、接続 Calculator を使用します。
-
TestCase2- Coffeeはエンドポイント、 http://webservice.toscacloud.com で、接続 Coffee を使用します。
-
TestCase3- Petstoreは、エンドポイント、 http://petstore.swagger.io で、接続 Petstore を使用します。
Configurations フォルダ内のAPI接続、 Calculator 、 Coffee 、 Petstore
この例の ExecutionList は API ExecutionListExecutionList という名前で、前述の 3 つのAPI TestCasesを含んでいます。
3つのAPIテストケースを含むAPI ExecutionListAPI
ExecutionListで、任意のテストケースを選択し、 Test configuration タブをクリックすると、そのAPI接続とサービスエンドポイントを表示できます。
Test configuration タブのTestCase1-Calculator のAPI接続
API環境でExecutionListを実行します。
API環境でExecutionListを実行する必要があります。これによりExecutionList内のすべてのTestCasesの異なるサービスエンドポイントsが1つの共通エンドポイント、つまりAPI環境のエンドポイントに変更されます。
まず設定フォルダーでAPI環境を選択し、ExecutionListにドラッグ&ドロップします。
API環境をExecutionListにドラッグ&ドロップする
Test configuration タブは、ExecutionListがAPI環境のエンドポイント、 http://localhost:50000/host という値を使用していることを表示します。
Test configuration タブの APIExecutionList の新しいエンドポイント
Test configuration タブはまた、各テストケースが現在 http://localhost:50000/host という値でAPI環境のエンドポイントを使用していることを表示します。
新しいエンドポイント を持つ TestCase1 - Calculator
API環境とそのエンドポイントは、すべてのAPI接続とそのエンドポイントを上書きします。
これでAPI環境で ExecutionListを実行できるようになりました。
複数のAPI環境でExecutionListを実行します。
複数の API 環境で ExecutionList を実行するには、以下のオプションがあります。
-
ExecutionListからAPI環境を削除し、別のAPI環境で実行します。
そのためにはExecutionListの Test configuration タブにある Local Environment を右クリックし、ミニツールバーから Delete を選択します。次に Configurations フォルダ内の別のAPI環境を選択し、ExecutionListにドラッグ&ドロップします。
-
上記のように、ExecutionListのコピーを作成し、API環境を削除して、別のAPI環境を使用します。