スキーマの移行

Toscaは、プロジェクトデータをデータベースに保存し、共通リポジトリとして機能させます。このデータベースは特定のデータ構造、つまり「スキーマ」を持っています。Toscaのバージョン間でスキーマが変更された場合は、移行する必要があります。このトピックでは、スキーマの移行のプロセスを紹介します。

Tosca 12.3以降、スキーマのバージョンは変更されていません。したがって、バージョン12.3以降からアップグレードする場合は、 2024.2へのアップグレード中にこのトピックを無視しても問題ありません。

重要な考慮事項

スキーマの移行に関しては、以下の事項にご注意ください。

  • 移行する必要があるのは、マルチユーザー環境のみです。シングルユーザー環境では、アップグレード後にワークスペースを初めて開いたときに、Toscaが自動的に移行を実行します。

  • 必ず最初にテストデータベースで移行をテストしてください。テスト用データベースの移行に成功した場合のみ、製品用データベースを移行してください。

  • 移行を元に戻すことはできません。移行されたスキーマ、モジュール、およびテストケースには下位互換性がありません。移行後に以前のスキーマに戻したい場合は、バックアップを復元する必要があります。

移行プロセス

手動で移行することも可能ですが、 Tosca Administration Console を使用する場合は、コンソール内で直接移行することもできます。

ユースケースを選択してください。

スキーマのバージョン一覧

以下の表は、 Tosca Commander のバージョンとそれぞれのスキーマのバージョンの一覧です。

ToscaCommander のバージョン

スキーマバージョンの共通リポジトリ

2024.2 LTS

12030000

2024.1 LTS

12030000

2023.2 LTS

12030000

2023.1 LTS

12030000

16.0 LTS

12030000

15.2 LTS

12030000

15.1 STS

12030000

15.0 LTS

12030000

14.3 STS

12030000

14.2 LTS

12030000

14.1 STS

12030000

14.0

12030000

13.4

12030000

13.3

12030000

13.2

12030000

13.1

12030000

13.0

12030000

12.3

12030000

12.2

11010002

12.1

11010002

12.0

11010002