Service Configuration でサービスを構成する

この章では、 Tricentis Tosca Server の機能に含まれるサービスの構成プロセスについて説明します。

サービス設定を変更する

サービスの設定は変更することができます。ただし、 Tricentis は変更をおすすめしません。

各サービスの秘密鍵 ClientSecret のデフォルト値は <to be generated> です。TricentisTricentis Tosca Service Configuration を開始後、 ClientSecret が自動的に生成されます。これはお客様の ClientId に関連付けられます。

これには appsettings.json ファイルからアクセスできます。デフォルトでは、このファイルは各サービスのディレクトリ C:\Program Files (x86)\TRICENTIS\Tosca Server\ にあります。

各サービスは、すべての appsettings.json ファイルで同じ ClientSecret を使用します。

Tricentis Tricentis Tosca Service Configuration にアクセスする

TricentisTricentis Tosca Service Configuration は、 Tosca Serverのインストールの最終画面で設定ページを開く選択をしていると、自動的に開きます。

続行するには、 TricentisTricentis Tosca User Administration から管理者クレデンシャルでサインインします。まだユーザーアカウントを設定していない場合は、デフォルトの管理者クレデンシャルを入力します。

あとで設定にアクセスして修正するには、以下の手順に従ってください。

  1. Tosca Serverを搭載しているマシンにアクセスします。Tosca Serverサービスがインストールされているマシンだけで設定を構成できます。

  2. Toscaサーバランディング ページを開き、「設定」を選択します。

  3. まだサインインしていない場合は、 TricentisTricentis Tosca User Administration から管理者のクレデンシャルを使用してサインインします。

TricentisTricentis Tosca Service Configuration でサービスを構成する

サービスを構成するには 次の手順に従ってください。

  1. TricentisTricentis Tosca Service Configuration で、構成するサービスのタブをクリックします。

  2. コンフィギュレーションプロパティのフィールドに入力します。どのサービスに対してどのプロパティを構成する必要があるかについては、以下のセクションを参照してください。

  3. 構成するすべてのサービスに対して上記の手順を繰り返します。TricentisTricentis Tosca Service Configuration は、すべての更新されたサービスタブにアスタリスクを付けます。

  4. Save 」をクリックします。これですべての変更が保存されますので、サービスを個別に保存する必要はありません。

    無効なプロパティ値を入力した場合は保存できません。TricentisTricentis Tosca Service Configuration は、無効なプロパティ値を持つサービスタブにオレンジ色のエクスクラメーションマークを表示します。

  5. OK 」をクリックして、すべての Tricentis Services が再起動するのを確認します。

サービスを再起動できない場合は、サービスの横にある「ログを表示」をクリックすると、ログファイルを確認することができます。

Tosca Gateway Service を構成する

Toscaサーバランディング ページ含む Tosca Gateway を使用すると、一つの Webインターフェースですべてのサーバー機能にアクセスできます。

Tosca Gateway では、以下の設定を構成します。

プロパティ

説明

Port

Tosca Gateway のアドレス指定に使用するポートを入力します。

Binding

HTTPHTTPS のどちらのバインディングを使用するかを指定します。

Skip certificate revocation check*

証明書の失効チェックをオプションにするかどうかを指定します。

Hostname

サービスに接続するホスト名を入力します。デフォルトのホスト名は「 localhost 」です。

必ずRFC 1123 規則に従って有効なホスト名を入力してください。これを行うには、次の基準を満たしていることを確認します。

  • A~Za~z0~9 、「 - 」のみが含まれている。

  • ホスト名が「 - 」で始まっていない。

トークン署名証明書を指定すると、ホスト名は、証明書のサブジェクト名のプロパティに従って、自動的にコモンネーム(CN)に更新されます。必要であれば、ホスト名を変更することもできます。Hostname プロパティフィールドをクリックして、ホスト名を入力するだけで変更できます。

プロキシサーバを使用し、デフォルトのホスト名「 localhost 」を使用しない場合は、以下のいずれかを行う必要があります。

  • コンピュータのプロキシ設定を無効にする。

  • 環境変数 NO_PROXY を設定する。たとえば、Windowsレジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Environment で設定します。特定のドメインに対してプロキシをバイパスするには、カンマで区切られたドメイン名リストに環境変数 NO_PROXY を設定します。各ドメイン名は「. 」で始まる必要があります。ドメイン名に 「 * 」記号を使用しないでください。

Certificate Thumbprint*

SSL 証明書のサムプリントを入力します。

Certificate Location*

SSL証明書の場所を選択します。

Certificate Store*

SSL証明書が保存されているストアを選択します。

Allowed Origins

指定されたオリジンからの着信リクエストのみを許可するには、このプロパティを使用します。許可されるオリジンは以下のように指定できます。

  • * :すべてのオリジンを受け入れる。

  • <origin> :1つのオリジンを指定する。

  • <origin>;<origin> :複数のオリジンを「 ; 」で区切って指定する。例: http://tricentis.com;http://my.website.com

*HTTPSバインディングを使用する場合のみ、これを設定する必要があります。

TricentisTricentis Tosca Project Service を構成する

TricentisTricentis Tosca Project Service は、データベース接続文字列やプロジェクト名などのプロジェクトに関する情報を中央にまとめて保存します。

TricentisTricentis Tosca Project Service には、次のプロパティを構成します。

プロパティ

説明

Port

TricentisTricentis Tosca Project Service のアドレス指定に使用するポートを入力します。デフォルトのポートは 5003 です。

TricentisTricentis Tosca Authentication Service を構成する

サーバーベースの TricentisTricentis ToscaUser Administration を使用するには、 TricentisTricentis Tosca Authentication ServiceTricentisTricentis ToscaMail Configuration を構成する必要があります。

TricentisTricentis Tosca Authentication Service では、次のプロパティを構成します。

プロパティ

説明

Port

TricentisTricentis Tosca Authentication Service にアクセスするためのポートを入力します。デフォルトのポートは 5000 です。

Certificate Thumbprint (Token Signatures)

トークン署名証明書のサムプリントを入力します。詳細はこちら: see chapter "トークン署名証明書"

Certificate Location (Token Signatures)

トークン署名証明書の場所を選択します。

Certificate Store (Token Signatures)

トークン署名証明書が保存されているストアを選択します。

User Storage Database

デフォルトの SQLite データベースパスは、 %PROGRAMDATA%\TRICENTIS\IdentityManagement\UserStore.db です。

以下のいずれかの方法で別のデータベースを指定できます。

  • 別の SQLite のデータベースパスを入力します。

  • ドロップダウンメニューから「 MSSQL 」または「 PostgresSQL 」データベースを選択し、対応するパスを入力します。

このデータベースを変更する場合、データは自動的に移行されません。移行は手動で行う必要があります。

Configuration Database

デフォルトの SQLite データパスは、 %PROGRAMDATA%\TRICENTIS\IdentityManagement\ConfigurationStore.db です。

以下のいずれかの方法で別のデータベースを指定できます:

  • 別の SQLite のデータベースパスを入力します。

  • ドロップダウンメニューから「 MSSQL 」または「 PostgresSQL 」データベースを選択し、対応するパスを入力します。

このデータベースを変更する場合、データは自動的に移行されません。移行は手動で行う必要があります。

Operational Database

デフォルトの SQLite データパスは、 %PROGRAMDATA%\TRICENTIS\IdentityManagement\OperationalStore.db です。

以下のいずれかの方法で別のデータベースを指定できます:

  • 別の SQLite のデータベースパスを入力します。

  • ドロップダウンメニューから「 MSSQL 」または「 PostgresSQL 」データベースを選択し、対応するパスを入力します。

このデータベースを変更する場合、データは自動的に移行されません。移行は手動で行う必要があります。

Regex for custom password policy

ローカルで作成されたユーザーのカスタムパスワードポリシーを正規表現で定義します。

正規表現のデフォルト値は .{8,} です。これは、パスワードに少なくとも8文字が含まれている必要があることを意味します。

独自の正規表現を使用する場合は、デフォルト値を変更することができます。

Maximum number of failed login attempts before account is locked

アカウントがロックされるまでのログイン試行の失敗回数を定義します。デフォルト値は5です。

Account lockout duration in hours

ロックアウトされたアカウントがロック解除されるまでにロックアウト状態が持続する時間数を定義します。デフォルト値は0です。

Number of unique passwords before re-use

古いパスワードを再利用する前に、ユーザーが使用しなければならない一意のパスワードの数を指定します。デフォルト値は10です。

Password expiration period (days)

パスワードの有効期限が切れ変更が必要になるまでの日数を指定します。デフォルト値は0日で、パスワードは無期限に有効です。指定された有効期限内にパスワードを変更しないと、アカウントがロックされます。

Audit

Enable Audit

TricentisTricentis Tosca User Administration でユーザーの活動を追跡する監査ログを有効にするには、「監査を有効にする」チェックボックスをオンにします。チェックボックスはデフォルトで無効になっています。

File

File path for Audit logs

Audit プロパティを有効にすると、ユーザーの活動を監査ログファイルにログできます。これを行うには、監査ログファイルを保存するディレクトリへのパスを指定します。監査ログのデフォルトパスは、 C:\ProgramData\Tricentis\ToscaServer\Audit\AuthenticationService です。

Splunk

Full endpoint

Audit プロパティを有効にすると、ユーザーの活動をSplunkロギングプラットフォームにログすることができます。これを行うには、Splunkのエンドポイントアドレスを指定します。例: http://localhost:6000/splunk

Splunkの詳細については、Splunk のドキュメントを参照してください。

Event Collector Token (ECT)

イベントデータの認証に使用するトークンを指定します。

パスワードの有効期限が切れた場合は、パスワードをリセットし、さらにメール設定を構成する必要があります。

デフォルトの管理者ユーザーは有効なメールアドレスを持っていないため、パスワードのリセットには使用できないことにご注意ください。このプロパティを構成する前に、必ず代替の管理者アカウントを設定してください。

監査ファイルの内容

監査を有効にしている場合、以下のイベントが監査ログファイルに記録されます。

  • ユーザーイベント(一般ユーザーと管理者ユーザー):

カテゴリ

イベント

管理担当ユーザー

ログイン/ログアウト、ロックアウトされたユーザー、失敗したログイン、既存ユーザー用の新しい個人用アクセストークンの作成、既存の個人用アクセストークンの削除、パスワードのリセット、ユーザーの更新(パスワードの変更、ユーザー名の変更)

  • 管理者イベント(管理者ユーザー):

カテゴリ

イベント

管理担当ユーザー

ユーザーの登録、ユーザーの招待、ユーザーの有効化、ユーザーの無効化、ユーザーの削除

グループ管理

グループの作成、グループの削除、グループへのグループの追加、グループへのユーザーの追加、グループの更新

コネクション管理

新規LDAP接続の作成、LDAP接続の削除、LDAP接続の更新

設定

SSOの有効化、SSO接続の更新(メタデータファイル、アドレス、セット名)

セッションクッキー

Tosca Serverにサインインするたびに、Tosca Serverはセッションクッキーを作成します。Tosca Serverはデフォルトで以下のポリシーを使用します。

  • HTTPSバインディングを使用している場合、Tosca Serverはすべてのクッキーの Secure フラグを設定します。また、クッキープロパティ SameSiteLax に設定します。

  • HTTPバインディングを使用している場合、Tosca Serverはクッキープロパティ SameSiteLax に設定します。

Lax は最低限のポリシーであることにご注意ください。つまり、 SameSiteLax 以上の厳格なポリシーの値しか持てないことを意味します。一部のクッキーは、デフォルトで値 SameSiteStrict として使用します。デフォルト値が Strict の場合、Tosca Serverはクッキーを Strict のまま保持し、 Lax に格下げしません。

C:\Program Files(x86)\Tricentis\Tosca Server\AuthenticationService/appsettings.json のこれらの設定は、セッションクッキーのセキュリティ動作を定義します。

設定

説明

IsSecureCookiePolicyEnabled

Tosca Serverがデフォルトポリシーを適用するかどうかを定義します。可能な値は TRUEfalse です。

Tricentis ToscaとSSOを統合する場合、デフォルトポリシーが一部のアイデンティティプロバイダの独自の設定に干渉する場合があります。その場合は、この設定を無効にすることをお勧めします。

MinimumSameSitePolicy

セッションクッキーのプロパティ SameSite の最低限のポリシーを定義します。可能な値は LaxStrict です。

Tosca Administration Console を設定する

Tosca Administration Console では、Tricentis Toscaプロジェクトを移行することができます。

Tosca Administration Console では、次のプロパティを構成します。

プロパティ

説明

Administration Console Port

Tosca Administration Console にアクセスするためのポートを入力します。デフォルトのポートは 5010 です。

Migration Service Port

Tosca Administration ConsoleTricentisTricentis Tosca Migration Service にアクセスするためのポートを入力します。デフォルトのポートは 5011 です。

Tricentis File Service を構成する

Tricentis File Service は、実行ログと共通のリポジトリの添付ファイルを保存します。

Tricentis File Service では、以下のプロパティを設定します。

プロパティ

説明

Storage Directory Path

ファイルを保存するディレクトリへのパスを指定します。

Port

Tricentis File Service のアドレス指定に使用するポートを入力します。デフォルトのポートは 5005 です。

Database Connection

Tricentis File Service は、デフォルトでメタデータ保存用のSQLiteデータベースを作成します。

  • デフォルトのデータベースを使用する場合は、この設定を無視しても構いません。または、ファイルパスの代わりに接続文字列を使用しても構いません。接続文字列を使用すると、例えばデフォルトタイムアウトを使用して、接続をカスタマイズすることができます。詳細については、 Microsoftのヘルプを参照してください。

  • 自社のセルフホストMS SQLデータベースを使用する場合は、 Database Connection に接続情報を入力し、ドロップダウンリストから MSSQL を選択します。

Log Path

ログファイルを保存するディレクトリへのパスを指定します。

Log Level

ログファイル(エラーメッセージ修正すべてのサービス通信)に書き込むログのレベルを指定します。

Enable Authorization

この機能を有効にすると、 Tricentis File ServiceTricentisTricentis Tosca User Administration で、ユーザーがプロジェクトへのアクセス権を持っているかどうかを確認します。この機能はSSLセキュリティ設定とは一切関係ありません。

注意: ユーザーの認証チェックは、 Tricentis Server Repository ワークスペースでのみ利用可能です。

自動削除セクション。

自動削除の設定は、自動削除をオンにしたすべてのプロジェクトに適用されます。プロジェクトごとに異なる設定を指定することはできません。

Automatically remove execution log data that's older than a certain number of days

トグルをオンまたはオフにして、自動削除を有効または無効にします。

Maximum log data age in days

Tricentis File Service は、現在の日付と時刻のスタンプから90日を減算し、その結果よりも古い実行ログをすべて削除します。別のタイムフレームを設定する場合は、新しい日数を入力します。

Run frequency

Tricentis File Service は、削除すべき古いファイルの存在を1時間ごとにチェックします。サービスの実行頻度を増減する場合は、「 DD:HH:MM:SS 」形式で新しい間隔を入力します。

Maximum number of logs that should be processed per run

Tricentis File Service は、1回の実行で最大1500件のログを処理します。削除するログがさらにある場合、 Tricentis File Service は、次回の実行で余分なログを削除します。処理するログ数を増減するには、新しい数値を入力します。

Maximum time allowed to progress logs

Tricentis File Service は、最大2分間タスクを実行します。そのタイムフレーム以内にすべてのログを削除できない場合は、次回の実行時に余分なログを削除します。Tricentis File Service のログの処理時間を増減するには、 DD:HH:MM:SS 形式で新しいタイムフレームを入力します。

Automation Object Service を構成する

Automation Object ServiceAOS)はDistributed Execution with AOS またはTosca Cloud を使用する場合のディストリビューションアーキテクチャの中心的な要素です。

Automation Object Service タブでは、以下のプロパティを構成できます。

プロパティ

説明

Assigned Workspaces セクション

Workspace Folder

Automation Object Service にアサインするワークスペースを含むルートフォルダを選択します。デフォルトでは、 %TRICENTIS_PROJECTS%Tosca_Workspaces にワークスペースのルートフォルダがあります。

Tosca Serverマシンに使用可能なワークスペースがない場合は、AOSワークスペースを作成できます。

Workspaces セクション

Repository Type

使用するリポジトリタイプを選択します。

  • DB2

  • MS SQL

  • Oracle

  • SQLite

  • Tricentis Server Repository

Project Root Name

プロジェクトのプロジェクトルート名を入力します。

Workspace Name

AOS ワークスペースの名前を入力します。

Credentials Source

をが Agentクレデンシャルを保存する場所を指定します。そのためには、ドロップダウンメニューから以下のいずれかの値を選択してください:

  • ローカルは、クレデンシャルをエージェントの構成に直接入力する場合に選びます。

  • キーコンテナーは、サポートされているキーコンテナーに保存したクレデンシャルを使用する場合に選びます。

Username

ワークスペースにアクセスするユーザー名を入力します。

注: リポジトリタイプ Tricentis Server Repository を使用する場合は、ユーザー名の代わりに APIアクセストークンのClient ID を指定する必要があります。

Password

AOS ワークスペースユーザーのパスワードを入力します。クレデンシャルソースに応じて、パスワードを直接入力するか、キーコンテナーのパスワードへのパスを入力します。

注: リポジトリタイプ「 Tricentis Server Repository 」を使用する場合は、パスワードの代わりに APIアクセストークンのクライアントシークレットを指定する必要があります。

実行環境セクション

Distributed Execution

トグルを使用して、 Automation Object Service の実行環境の1つとして分散実行を有効または無効にします。

以下の分散実行の設定は、スイッチが「オン」の場合にのみ使用できます。

Distribution Server Address

Tosca Distribution Server のアドレスを指定します。デフォルトのアドレスは http://localhost:5007 です。

Distribution Server Call Timeout (ms)

Tosca Distribution Server からのテスト結果取得タイムアウトを指定します。デフォルトのタイムアウトは30,000msです。

このタイムアウトが発生し、 Tosca Distribution Server から応答がない場合、 Automation Object Service はリクエストを放棄し、エラーをログします。

Elastic Execution Grid

以下の設定は、 Tosca Cloudでテスト実行統合を使用する場合にのみ適用されます。Elastic Execution Gridは、Tosca Cloudの実行サービスです。

Elastic Execution Grid

トグルを使用して、Tosca Cloudを Automation Object Service の実行環境の1つとして有効または無効にします。

以下のTosca Cloudの設定は、スイッチがオンの場合にのみ使用できます。

Elastic Execution Grid URL

https://<network address of your cloud instance>/<workspace id> と入力します。

<workspace id> を以下のいずれかに置き換えます。

  • テスト実行に使用するワークスペースの一意のIDを入力します。ワークスペースID を取得する方法については、 Tosca Cloudマニュアル(新しいタブで開きます)をご確認ください。

  • デフォルトのワークスペースを使用する場合は、「 default 」と入力します。

例: https://examplecompany.my.tricentis.com/5c4caebf-0866-4a99-b765-6fc6c5683cff

Client ID

このフィールドには、クラウド認証の Client ID が含まれます。これは事前入力済みで、値を変更する必要はありません。

  • クレデンシャルソースローカルの場合は、クライアントID を入力するだけです。

  • クレデンシャルのソースキーコンテナーの場合、波括弧なしで動的式 SECRET を使用してください。例えば、HashiCorp Vault の場合は SECRET[kv/tosca_dex/agent/rdp][client_id]す。

Client Secret

クライアントシークレットを入力します ("Tosca Cloudの実行統合を設定いたします。"を参照) 。

クレデンシャルソースに応じて、クライアントシークレット」を直接入力するか、波括弧なしで動的式シークレットを使用して、キーコンテナーからフェッチします。

HTTPS Settings (optional) セクション

Port

Automation Object Service のアドレス指定に使用するポートを入力します。デフォルトのポートは 5006 です。

Logging (optional) セクション

Log Path

ファイル名と拡張子を含む、ログファイルの完全なパスを指定します。

Log Level

AOS ログのログレベルを選択します。

  • エラーメッセージ

  • 修正

  • すべてのサービス通信

AOSのデフォルトのポートまたはエンドポイントアドレスを変更する場合は、Consul構成ファイルおよびOcelot構成ファイルを更新する必要があります。以下のセクションでは、これらのファイルの場所と関連するプロパティの更新方法について詳しく説明します。

Consul構成ファイルを更新する

サービスのConsul設定ファイルで、以下のプロパティ値を更新します。このファイルは、 C:\Program Files (x86)\TRICENTIS\Tosca Server\Gateway\Consul\config\AutomationObjectService.json にあります。

プロパティ

説明

ポート

AOSのアドレス指定に使用するポートを入力します。

http

AOSで使用されるポートを含む完全なアドレスを入力します: <http or https>://<name of host>:<port>

Ocelot構成ファイルを更新する

AOS のOcelot構成ファイルを更新するには、次の手順に従ってください。

  1. C:\Program Files (x86)\TRICENTIS\Tosca Server\Gateway にある ocelot.json ファイルを開きます。

  2. ServiceId値が ToscaAutomationObjectService の つ2 つの要素を探します。

  3. これこれらの要素中にある以下のプロパティの値を更新します。

プロパティ

説明

DownstreamScheme

選択したバインディングに応じて、 http または https のいずれかを入力します。

ポート

AOSを入力します。

変更を適用する

次のサービスを再起動し、変更を適用する。

  • Tricentis.ToscaAutomationObjectService

  • Tricentis.GatewayService

  • ConsulService

TricentisTricentis Tosca Test Data Service を構成する

TricentisTricentis Tosca Test Data Service では、次のプロパティを構成します。

プロパティ

説明

Port

TricentisTricentis ToscaTest Data Service のアドレス指定に使用するポートを入力します。デフォルトのポートは 5001 です。

Enable Authorization

TricentisTricentis Tosca User AdministrationTest Data Service の認証を有効にするには、「 Enable Authorization 」チェックボックスを選択します。

Enable Diagnostics

Enable Diagnostics 」チェックボックスを選択して、匿名の使用状況データを Tricentis に送信します。

TricentisTricentis Tosca Mail Configuration を構成する

TricentisTricentis Tosca Authentication Service を設定後、 TricentisTricentis ToscaUser Administration からメールを送信するために、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバーを構成します。

TricentisTricentis Tosca Mail Configuration では、以下のプロパティを設定します。

プロパティ

説明

SMTP Mail Server Address

SMTPメールサーバのアドレスを指定します。

Port

関連するSMTPホストポートを入力します。デフォルトのポートは 587 です。

Username

SMTPサーバーのユーザー名を指定します。

Password

パスワードを指定します。

Sender Name

送信者の名前を指定します。

Sender Email

メールの送信元のメールアドレスを指定します。

Send test email to

テストメールの送信先のメールアドレスを指定し、「テスト」をクリックします。

Tricentis Notification Service を構成する

Tricentis Notification Service は、Tricentis Toscaと他のアプリケーション間のデータインターフェースです。Tricentis Toscaを qTestSAP Solution Manager と統合する場合に、不可欠なコンポーネントです。

Tricentis Notification Service では、以下のプロパティを設定します。

プロパティ

説明

Port

ゲートウェイプロキシの背後で通知サービスによって使用されるデフォルトのポートです。必要に応じて別のポートを指定できます。

Enable Authorization

この機能を有効にすると、通知サービスは、ユーザーがプロジェクトへのアクセス権を持っているかどうかを TricentisTricentisToscaユーザー管理で確認します。この機能は、SSLセキュリティ設定とは一切関係ありません。

注意:ユーザー認証チェックは、 Tricentis Server Repository のワークスペースでのみ利用可能です。

Database connection

通知サービスデータベースへのパス。

デフォルトのSQLiteデータベースの代わりに独自の自己ホストデータベースを使用するには、有効な接続を入力します。

  • MS SQLデータベースを作成した場合は、データベースへの接続文字列を入力します。通知サービスは、MS SQLデータベースに有効な任意の接続文字列を受け入れます。接続文字列の詳細情報については、接続文字列に関するMicrosoftのドキュメント(新しいタブで開きます)を参照してください。

  • SQLiteデータベースを作成した場合は、データベースの絶対ファイルパスを入力します。

次に、ドロップダウンリストからデータベースの種類を選択します。

Logging セクション

Log Path

ログファイルを保存するディレクトリへのパスを入力します。

Log Level

ログレベル(エラーメッセージ修正、またはすべてのサービスコミュニケーション)を定義します。

SAP Solution Manager Integration セクション(オプション)

Enabled

SAP Solution Manager との統合を有効にするには、チェックボックスを選択します。

Tosca License Administration を構成する

Tosca License Administration を使用すると、ライセンスタイプ(クラウドまたはオンプレミス)を管理できます。

Tosca Server設定の「Tosca License Administration 」タブでは、以下のプロパティを構成します。

プロパティ

説明

一般セクション

Port

Tosca License Administration への接続用ポートです。デフォルトのポートは 5030 です。

Proxy セクション(オプション)

Use a proxy server

プロキシサーバを使用する場合は、チェックボックスをオンにします。クラウドライセンスまたは独自のオンプレミスライセンスサーバ(新しいタブで開きます)でプロキシを使用できます。

Tosca Serverは、ユーザークレデンシャルを必要としないプロキシのみをサポートすることにご注意ください。

URI

プロキシサーバのURIです。例: https://myproxyserver:1234

TricentisTricentis Tosca SAP Solution Manager Service を構成する

この機能を使用するには、 Tricentis Tosca 2023.1.1 以降のバージョンをインストールする必要があります。

SAP Solution Manager Service 」タブでは、以下のプロパティを設定できます。

qTest統合を構成する

You can integrate Tosca and qTest.This allows you to manage your test objectives and releases in qTest, with the results from your automated tests in Tosca.

セットアップの全手順の詳細情報は、 "統合の設定" をご確認ください。

最初に、以下の設定を入力します。

プロパティ

説明

qTest URL

qTest インスタンスのURLを入力します。

API Key

qTest APIキーを入力します。

APIキーを取得するには、 qTest プロジェクトを開き、 「qTestリソースをダウンロード」を選択します。次に、 Tosca との統合セクションに移動して、APIトークンをコピーします。

Activate qTest Integration

トグルボタンを有効にします。

次のステップ

If you have specified an HTTPS binding for the Tricentis Tosca Server, make the necessary modifications as described in see chapter "HTTPSバインディングでTosca Serverをご利用ください。".