Engines 3.0 リカバリ を有効にする

Engines 3.0 リカバリは、以下の種類のエラーに対応しています。

  • ダイアログの失敗: Tricentis Tosca とテスト中のシステムとのやり取りが失敗した場合

  • 検証の失敗: テスト中のシステムが提供した値が、指定されたテスト値と一致しない場合

  • 例外: Tricentis Tosca の実行を妨げる予期しないイベントが発生した場合

ワークスペース内のすべてのオブジェクトに対して有効にすることも、個別のオブジェクトに対して有効にすることもできます。

RetryLevel プロパティが「 TestStep 」または「 TestStepValue 」に設定されている場合、例外に対するリカバリは条件文をサポートしていません。条件文内のテストステップが例外をスローし、かつ RetryLevel プロパティが「 TestStep 」または「 TestStepValue 」に設定されている場合、 Tricentis Tosca は実行を中止します。

リカバリを全体に対して有効にする

ワークスペースのすべてのオブジェクトに対して同じリカバリ設定を適用するには、リカバリを全体に対して有効にします。

そのためには、「Project」->「Settings」->「TBox」->「Recovery」内の各設定の「Value」に「 Recover 」を入力します。

Settings 」ダイアログ: ダイアログ失敗時にリカバリを有効にする

また、以下の設定で Tricentis Toscaリカバリの試行を繰り返す回数を定義することもできます。

  • TestCase retries 」: テストケースに対してリカバリを試行する最大回数

  • TestStep retries 」: テストステップに対してリカバリを試行する最大回数

  • TestStepValue retries 」: テストステップ値に対してリカバリを試行する最大回数

個別のオブジェクトに対してリカバリを有効する

個別のテストケースフォルダーなど、特定のオブジェクトに対してリカバリの設定を定義することができます。

そのためには、テスト構成パラメータを作成します。パラメータ名は対応する設定と同じですが、スペース(空白)が削除されています。

Sample TestCases folder におけるリカバリ用テスト構成パラメータ

Settings 」ダイアログでリカバリ設定を定義済みの場合でも、テスト構成パラメータはその特定のオブジェクトに対して設定内容を上書きします。