マルチユーザーモード用のデータベースを準備する

Tosca Commander はシングルユーザーまたはマルチユーザーモードで使用できます(see chapter " ワークスペースの作成と管理") 。

リポジトリタイプOracle、MS SQL Server、またはDB2でマルチユーザーモードを使用する場合は、データベースサーバーにデータベースを作成する必要があります。このデータベース内のテーブルは、共通のリポジトリとして機能し、 Tosca Commander は、すべてのプロジェクトデータをこれらのテーブルに書き込みます。

データベースの要件

Oracle、MS SQL Server、またはDB2データベースを作成する際には、以下の点にご注意ください。

サイズとメモリ

サイズとメモリの必要性には非常に個人差があります。これらは、テストの数や複雑さ、テストの実行頻度、ユーザの数など、プロジェクトによって異なります。

Tricentis では、将来的な成長も考慮に入れることを推奨しています。すでに容量不足になりかけているサーバにデータベースを作らないようにしてください。もし長期にわたるリポジトリサイズが心配な場合は、 Tricentis File Service のご利用をご検討ください。

文字セット

Tricentis Toscaはバイナリ/バイトデータのみをリポジトリにダンプします。その結果、データベース文字セットは無関係となります。どのタイプのデータベースを使用するにしても、標準のセットアップを使用することができます。

ユーザークレデンシャル、権利、役割

ユーザーネームに制限はありません。ただし、データベースを作成・準備するユーザーは、共通リポジトリの全テーブルに対して、以下のアクセス権を持っている必要があります。

  • SELECT、INSERT、UPDATE、CREATE、ALTER、および DELETE

  • スキーマを削除するための DROP 権限

  • MS SQL データベースのみ: db_ownerdb_datawriter 、および db_datareader

データベースを作成し、スキーマを移行するには、 db_owner権限のみが必要です。ただし、ワークスペースの作成やチェックイン/チェックアウトなど、他のデータベースの作業にはdb_ owner権限は必要ありません。

データベースの準備

データベースをマルチユーザーモード用に準備する方法の詳細については、以下の章をご参照ください。

もし Tricentis Server Repository のワークスペースを使用する場合は、環境を準備するための追加の手順を実行する必要があります。詳しくはこちらをご覧ください。