モバイルアプリケーション向けの画像ベースのテスト自動化
Mobile Engine 3.0 では、画像ベースのテスト自動化を使用して、モバイルアプリケーション内の画面オブジェクトを操縦することができます。
この章の指示に従ってください。
                                                                 
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                                                                 Mobile Engine 3.0 の画像ベースのテスト自動化は、画面の解像度に依存します。特定のモバイル画面解像度で画像ベースのモジュールを作成すると、別の画面サイズのデバイスでは期待通りに動作しない可能性があります。複数のデバイスでテストを実行する必要がある場合は、解像度の変動に対応できるよう画像検索を最適化することをお勧めします。  | 
                                                        
画像ベースのモジュールを作成する
画像ベースのテスト自動化を使用してモバイルコントロールを自動化するには、以下の手順に従ってください。
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スキャンするモバイルアプリケーションを選択し、「接続」をクリックします。
 
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次のウィンドウで、「 IBTAスキャン」を選択します。
 
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Tricentis Tosca は、デバイスとアプリケーションのプレビューが付いたライブビューを自動的に開きます。デフォルトでは、ライブビューはライブモードに設定されているため、ライブビューのインタラクションを使用してモバイルアプリケーションを操作することができます。
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「 ライブビュー」ウィンドウを操作して、スキャンするコントロールが含まれる画面に移動します。
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画像ベースのコントロールの作成を開始するには、「スキャン」ボタンをクリックします。
 
                                                        
                                                    
ライブモードでの「スキャン」ボタン」
                                                                 
                                                             | 
                                                            
                                                                 コントロールを選択すると、ライブビューを使用してモバイルデバイス操作できなくなります。操作を有効にするには、「ライブ」ボタンをクリックしてください。  | 
                                                        
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コントロールを選択するには、ライブビューでカーソルをそのコントロールの上にドラッグします。
これにより、「コントロールを追加」ウィンドウが開きます。
 
                                                        
                                                    
ライブビューと、スキャンモードでの「コントロールを追加」ウィンドウ
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「 コントロールを追加」ウィンドウで、選択したコントロールの情報を入力します。
 
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                                                                 オプション  | 
                                                            
                                                                 説明  | 
                                                        
|---|---|
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                                                                 コントロールのタイプ  | 
                                                            
                                                                 ボタンを制御するには、「ボタン」を選択します。 テキストボックスを制御するには、「テキストボックス」を選択します。 他のコントロールの場合は、「一般的」を選択します。  | 
                                                        
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                                                                 コントロールの名前  | 
                                                            
                                                                 コントロールの名前を指定します。 その名前がすでに存在する場合、 Tricentis Tosca は、そのコントロール名に数字を追加します。名前を選択しない場合、 Tricentis Tosca は、デフォルト名である「コントロール」を割り当てます。  | 
                                                        
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                                                                 スライダーを動かして「制度」の値を調整します。精度が高くなるほど、画像ベースのモジュールと一致するコントロールの領域が広くなるはずです。 デフォルト値は 85%です。  | 
                                                        
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任意で、追加の識別画像を選択して、画像ベースの認識の安定性を高めることができます。
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続行するには、以下のいずれかのボタンをクリックします。
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「キャンセル」をクリックすると、モジュールを保存することなく「コントロールを追加」ウィンドウが閉じます。画面上の別の領域を選択するか、「ライブビュー」ウィンドウを閉じることができます。
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「次をスキャン」をクリックすると、コントロールが保存され、「ライブビュー」ウィンドウで他のコントロールを選択できます。
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「終了」をクリックすると、モジュールが保存され、「コントロールを追加」ウィンドウと「ライブビュー」ウィンドウが閉じます。
 
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                                                             | 
                                                            
                                                                 Mobile Engine 3.0 は、画像編集機能をサポートしていません。  | 
                                                        
追加の識別画像を作成する
画像ベースのコントロールは、追加の画像を参照ポイントとして利用することで識別することができます。これにより、コントロールをより正確にスキャンして操縦することができます。これを行うには、以下の手順に従ってください。
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chapter "画像ベースのモジュールを作成する" の説明に従って、コントロールをスキャンします。
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ライブビューで、参照ポイントとして使用する画像の上にカーソルをドラッグします。
参照画像は「コントロールを追加」ウィンドウの「追加識別子」セクションに表示されます。その横にあるスライダーを動かすことで、「制度」を調整できます。
 
                                                        
                                                    
「 コントロールを追加」ウィンドウの追加識別子
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追加の参照画像をスキャンするには、ライブビューで別の画像の上にカーソルをドラッグします。
参照画像を削除する場合は、
 アイコンをクリックします。 - 
                                                        
画像ベースのモジュールにすべての参照画像を追加したら、以下の操作を選択できます。
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「キャンセル」をクリックすると、モジュールを保存することなく「コントロールを追加」ウィンドウが閉じます。画面上の別の領域を選択するか、「ライブビュー」ウィンドウを閉じることができます。
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「次をスキャン」をクリックすると、コントロールが保存され、「ライブビュー」ウィンドウで他のコントロールを選択できます。
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「終了」をクリックすると、モジュールが保存され、「コントロールを追加」ウィンドウと「ライブビュー」ウィンドウが閉じます。
 
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実行中に画像検索を最適化する
画像ベースのモジュールからテストステップを作成したら、モバイルアプリのテストを開始する準備が整います。
ただし、最初に以下の点を理解しておく必要があります。
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Toscaは、デフォルトではサイズを調整せずに画像の検索と比較を行います。
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Mobile Engine 3.0 の画像ベースのテスト自動化は画面解像度に依存します。
 
これは、さまざまな画面解像度のデバイスをテストに使用すると、デフォルトの動作では必ずしも期待どおりに動作しない可能性があるという意味です。この問題を解決するには、 Tbox_Engines_ImageBased_ImageSearchMethod テストコンフィギュレーションパラメータ(TCP)を使用して画像検索を最適化できます。
実行中に画像検索を最適化するには、 Tbox_Engines_ImageBased_ImageSearchMethod TCPを追加し、適切な値を選択してください。
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MultiScaleTemplate を選択すると、Toscaは複数の大きさで画像のサイズを調整し、最もマッチング精度の高いものを見つけます。サイズ調整は余分な時間がかかり、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。ただし、ほとんどのテストシナリオでは、これをデフォルトとして使用することをお勧めしています。
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機能を選択すると、Toscaは機能マッチングアルゴリズムを適用し、主要な特徴に基づいて画像を検出します。MultiScaleTemplate で一致が見つからない場合は、これを使用してください。