文字列を正規表現に置き換える

行ごとの比較モジュールを使用すると、列やセルに特定のアクションを適用するセル設定を指定できます。例えば、文字列を正規表現に置き換えることができます。

ReplaceRegex 設定の使い方

文字列を正規表現に置き換えることについてと、それが比較でどのように役立つかを学ぶには、以下の例をご覧ください。

記号を置き換える

これらの例では、 ReplaceRegex コマンドを使って記号を置き換えています。

セル値	コマンド	結果	説明
$212	ReplaceRegex[(\$)][]	212	ドル記号（$）を削除します。
3.1	ReplaceRegex[(\.)][,]	3,1	ピリオド（.）をコンマ（,）に置き換えます。

特殊文字またはユニコード記号を置き換える

これらの例では、 ReplaceRegex コマンドを使って特殊文字やユニコード記号を置き換えています。

セル値	コマンド	結果	説明
a\u00A0b	ReplaceRegex[(\u00A0)][ ]	a b	改行なし（\u00A0）を規則的なスペースに置き換えます。
a\0b	ReplaceRegex[(\u0000)][_]	a_b	null文字（\0）をアンダースコア（_）に置き換えます。

キャプチャグループを使用する

これらの例では、 ReplaceRegex コマンドとキャプチャグループを使用しています。これは、複数の文字が1つの単位として扱われることを意味します。

セル値	コマンド	結果	説明
Data Integrity	ReplaceRegex[([\s\w]+)][Hello $1]	Hello Data Integrity	Data Integrity テキストをキャプチャし、結果のキャプチャグループ値に $1 を使用します。キャプチャグループを増やすには、 $2 、 $3 などを使用します。
Data Integrity	ReplaceRegex[(Data)"{1}"][Hello $1]	Hello Data Integrity	データキャプチャグループが一度だけ表示されるように指定します。中括弧 {} を二重引用符 "" でエスケープする必要があります。