ベストプラクティス|Modules|更新と削除
モジュールとは、Toscaのアプリケーションの一部を技術的に表現したものです。よって、アプリケーションが変われば、モジュールも変わります。例えば、テストしたい新しい画面要素がある場合、または、コードが変更されて、識別子の一部が機能しなくなった場合などが、あげられます。このトピックでは、モジュールの削除と更新に関する重要な検討事項について説明しています。
全般的なルール
一般なルールとして、テストケースで使用しているモジュールを削除して、その後新しいモジュールを作成するような事はしないでください。元のモジュールを削除すると、リンクされたテストケースのモジュールへの参照はすべて失われ、テストケースは壊れてしまいます。そして、テストケースを新しいモジュールで再作成するために、多くの時間と労力を費やす必要があります。
削除の代替案
モジュールを削除して最初からやり直す代わりにできることは以下の通りです。
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モジュールを再スキャンし、コントロールを追加したり、識別子を変更したり、コード内のプロパティ変更後に識別子を更新したりします。こうすることで、モジュールとそれに接続されたテストケースとの間のリンクが完全な状態で維持されます。コントロールを追加した場合は、テストを更新するだけです。
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Toscaのプロパティペインを使って、個々のモジュール属性を微調整します。例えば、識別子のプロパティ値にワイルドカードを追加する場合です。こうすることで、すべてのリンクが完全な状態で維持され、テストケースを作り直す必要はありません。
 
アプリケーションが大幅に変更されて、モジュールがほとんど使えなくなったとしても、元のモジュールをもう少し保管しておくことをお勧めします。新しいモジュールを作成し、この手順に従って既存のモジュールを新しいモジュールに置き換えます。これにより、テストケースのリンクはそのまま維持され、必要なのはテストの変更だけです。完全に作り直すよりは、まだ作業は少なくて済みます。テストケースが更新されたら、古いモジュールは削除できます。
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