AWS認証を構成する

APIエンジンでAWS認証を構成することで、ウェブサービスと通信できます。これにはアクセスキー秘密鍵が必要です。

これを行うには、以下の手順に従ってください。

  1. APIモジュールを選択します。

  2. テクニカルビューで、「認証」タブをクリックします。

  3. 認証」ドロップダウンメニューで、「 AWS署名」を選択します。

  4. アクセスキー」と「秘密鍵」を入力します。

  5. 一時的なクレデンシャルをお持ちの場合は、「セッショントークン」を入力することもできます。

  6. AWS製品を識別するために、「サービス名」を入力します。

    このフィールドは任意ですが、 Tricentis は、サービス名を入力することを推奨しています。そうでない場合、Tosca は、「エンドポイント」フィールドの任意のHTTP URLからサービス名を自動的に取得しようとしますが、正しいサービス名が得られない可能性があります。

  7. エンドポイントに「地域」のエントリが含まれていない場合は、ドロップダウンメニューから選択することもできます。デフォルト値は米国東部(オハイオ)です。

AWS 認証を構成する

サービス名の自動識別

サービス名の自動識別プロセスでは、エラーが発生する傾向があります。スペルを間違えてURLに無効な地域を指定した場合、Toscaはそれをお客様のサービス名とみなします。そのため、 Tricentis では、「サービス名」フィールドにサービス名を手動で入力することを推奨しています。

サービス名を入力せずにHTTPトランスポートタイプを使用する場合、Toscaは「エンドポイント」フィールドに入力されたURLからサービス名を自動的に取得しようとします。

これを行うために、ToscaはURLの各部分、つまりピリオドで区切られたセクションを分析します。

  1. ToscaはURLの最後から3番目の部分をチェックします。

    • もしToscaが有効な地域リストで入力されたデータを見つけた場合、Toscaは入力されたデータを地域とみなし、URLの最後から4番目の部分を調べます。

    • Toscaが入力内容を有効な地域として認識しない場合、Toscaはその入力をサービス名と見なします。

    • 最後から3番目の部分がない場合、つまり、URLが二つの部分のみで構成されている場合、Toscaは「サービス名」フィールドを空のままにします。

  2. ToscaがURLの最後から3番目の部分を地域と認識した場合は、ToscaはURLの最後から4番目の部分をチェックします。

    • URLに最後から4番目の部分がある場合、Toscaはそれをサービス名と見なします。

    • URLに最後から4番目の部分がない場合(つまり、三つの部分しかない場合)、「サービス名」フィールドは空のままになります。

サービス名の自動識別の例

この例では、エンドポイントとしてURLsqs.us-east-1.amazonaws.com が入力されています。

  1. ToscaはURLの最後から3番目の部分を分析し、それを有効な地域: us-east-1 として認識します。したがって、Toscaはこの部分をサービス名として認識しません。
  2. Toscaは、URLに最後から4番目の部分があるかどうかの調査に進みます。
  3. このURLには最後から4番目の部分があるため、Toscaはそれをサービス名: sqs と見なします。

この例では、エンドポイントとしてURL sqs.amazonaws.com が入力されています。

  1. ToscaはURLの最後から3番目の部分を分析します。sqs は有効な地域ではありません。

  2. URLの最後から3番目の部分は地域ではないため、Toscaはこれをサービス名: sqs と見なします。

この例では、エンドポイントとしてURL us-east-1.amazonaws.com が入力されています。

  1. ToscaはURLの最後から3番目の部分を分析し、それを有効な地域: us-east-1 として認識します。したがって、Toscaはこの部分をサービス名として認識しません。

  2. Toscaは、URLに最後から4番目の部分があるかどうかの調査に進みます。

  3. このURLには最後から4番目の部分がないため、「サービス名」フィールドは空のままになります。