外部マッピングファイルとテーブルを一致させる

大量のマッチを入力する必要がある場合は、外部マッピングファイルを使用します。このマッピングファイルには、マッチングドキュメントやETL(Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(読み込み))ツールの情報を含めることができます。

テーブルだけのマッチング、またはテーブルとフィールドのマッチングを行うことができます。

要件

外部ファイルはテキストファイルで、以下の条件を満たす必要があります。

  • 1行目のヘッダーが Source Table;Source Column;Target Table;Target Column

  • スキーマの命名規則が schema.tablename 。テーブル名はスキーマ付きまたはスキーマなしで指定可能。

  • テーブルのみをマッチングしたい場合は、列エントリの代わりにアスタリスク構文を使用する。例: Source Table;*;Target Table;* 。この場合、ウィザードはテーブル内のすべてのフィールドを自動で一致させます。

すべての入力は大文字と小文字を区別します。

ファイルを読み込む

外部マッピングファイルを読み込むには、以下の手順に従ってください。

  1. Match Method セクションで、 Load matches from file をクリックしてください。

Load matches from file をクリック

  1. 後続のダイアログで、一致が含まれているファイルを選択し、 Open をクリックしてください。

  1. ファイルから一致を読み込むと、ウィザードは既存の一致をすべて削除します。後続のダイアログで、 Yes をクリックして確定します。

既存の一致の上書きを確認

  1. ウィザードは選択されたファイルを読み込み、自動的に Match MethodAuto から Manual に設定します。

    手動で Match MethodAuto に戻すと、ウィザードは自動一致に戻り、読み込まれたファイルの一致を自動一致に置き換えます。

既存のフィールドの一致を変更する

既存のフィールドの一致を変更するには、上部のセクションで、それぞれのソーステーブルまたはターゲットテーブルをダブルクリックします。つまり、すべての一致したテーブルを表示しているものです。後続のダイアログにおいて、一致として使用したいフィールドを選択し、 OK をクリックしてください。

一致には別のテーブルを選択してください

マッピング ファイル (see chapter "テーブルを手動で一致させる") からロードしたものに一致を追加することもできます。

以下の例は、外部マッピングファイルを使用した複数一致のプロセスです。

Address という名前のソーステーブルを Address という名前のターゲットテーブルと比較します。

両方のテーブルのスキーマは Person です。

どちらのテーブルにも、 AddressIDAddressLine1AddressLine2CityPostal Code などの列があります。

テストの目的は、同じテーブルを2回使用して、 AddressID を一致させることです。

  • AddressLine1AddressLine1 を一致させる

  • AddressLine2AddressLine2 を一致させる

外部マッピングファイルを作成します。

外部マッピングファイルの例

ウィザードは行を上から下へ見ていきます。

  1. ソースからの AddressID とターゲットからの AddressID を一致させます。

  2. そして、ソースからの AddressLine1 とターゲットからの AddressLine1 を一致させます。

  3. 以下のイテレーションの2度目に達すると: Person.Address;AddressID;Person.Address;AddressID 、ウィザードはすでにそのような一致を1つ見つけたと判断します。

  4. 2つ目の一致を作成します: AddressLine2AddressLine2 です。

エラーログ

Table/Column not foundInvalid file format といったエラーが発生すると、ログファイルにエラーメッセージが入力されます。その後、ウィザードはファイルの次の一致に進みます。

すべての一致が読み込まれると、ウィザードはログファイルへの実際のパスをエラーメッセージに表示します。

ログファイルのデフォルトパスは、 C:\ProgramData\TRICENTIS\TOSCA Testsuite\ 7.0.0\logs\ToscaData Integrity\Matching errors - yyyyMMdd_HHmmss.txt です。